マッチ(未使用)の捨て方は濡らして燃えるごみへ。消費期限と発火リスクも併せて解説

使う予定のないマッチの保管や処分に迷ったことはありませんか?
処分時に発火の恐れはないのか、そのまま捨てても問題ないのか気になるところでしょう。念のために捨てずにとっておきたい場合は、どのくらいの期間使用できる状態が保てるのかも知っておくと便利です。
ここでは、マッチを正しく安全に捨てる方法や、保管する場合の消費期限、発火のリスクなどの注意点をまとめてご紹介します。
マッチの正しい捨て方
未使用のマッチは、少しの摩擦で発火する可能性があるため、処分する際は濡らして使えない状態にする必要があります。もう少し詳しく見ていきましょう。
未使用マッチの捨て方
未使用のマッチをそのまま捨てるのは危険です。行政のホームページには、それぞれの地域でのマッチの捨て方について記載している場合が多く、おおよそ以下のような内容となっています。
・空のマッチ箱は燃えるゴミとして出す
・未使用のマッチは水をはったバケツ等に入れて一晩ひたす
・濡れた状態のまま燃えるゴミとして出す
未使用のマッチは、「濡れて使えない状態にして出す」のが原則です。一晩ほど水につけておくと、頭薬の部分はふやけて元の形がなくなります。
ゴミを出す日の朝に水をきり、マッチは乾燥させずにそのまま可燃ごみとして出すのが一般的です。
未使用マッチは燃えるゴミへ
多くの場合、燃えるゴミ袋に濡れた状態のまま入れて出すのが一般的です。例えば、行政のHPを見ると下記のような記載があります。
“マッチは、花火同様水に漬けてから可燃ごみに出してください”
引用:西東京市Web「不要な花火などの発火物の出し方について」
“できるだけ使用してから、水にしっかり浸して「燃やせるごみ」として出してください。”
引用:山口市「花火、マッチ、炭類、灰の処分方法について」
ほとんどの地域で、マッチは「燃えるゴミ」に分類されますが、念のためお住まいの地域のルールを行政のホームページ等で確認されることをおすすめします
大量の未使用マッチを捨てる場合

未使用のマッチを大量に処分したい場合、その量によってはルール違反になるかもしれません。
例えば、神戸市のホームページでは、マッチは水に浸して発火しないように、との記載があり、さらに「一度に大量に出さないでください」との注意書もあります。
ただ、どのくらいの量が「大量」にあたるのかは個人の考え方により異なり、行政側が具体的に提示しているとは限らないため、一度に処分できる量かどうか迷った時は自治体に問い合わせてみましょう。
出典:神戸市役所 『マッチ』は何ごみで捨てればいいですか
マッチは捨てる場合は発火事故に注意

ごみが適切に分別されていなかったり、誤った方法で出されたりすると、発火事故につながる恐れがあります。乾電池やスプレー缶、ライターなどは危険ごみとして認識している方も多いでしょうが、マッチや花火といった引火性のあるものにも注意が必要です。
未使用のマッチが適切に処理されないままごみとして出されると、収集車に積み込まれる際などに摩擦によって発火し、その他のごみに燃え移り大事故になる恐れがあります。実際に火災事故は多く発生しており、作業にあたる人々の怪我につながる可能性も十分に考えられるため注意が必要です。
また、火災によってごみ処理施設の設備が故障し、ごみの受け入れが難しくなる場合もあり、人々の暮らしに大きな影響を及ぼすかもしれません。
未使用マッチの消費期限
基本的に、マッチに消費期限はありません。湿気や水気の多い場所では火がつきにくい状態になる可能性がありますが、水に濡れてもしっかりと乾燥させればまた使える状態に戻ります。
例えば、家庭用マッチの製造販売をしている株式会社中外燐寸社のHPにも、次のような記載があります。
“湿気のない状態であれば、防災用品として長期保存も可能です。”
引用:中外燐寸社「マッチの使用期限はありますか?」
このように、マッチは、正しく保管すれば長期的に持ち続けることも可能です。しかし、あまり使う機会がないにも関わらず、たくさんのマッチを保管し続けるのが難しいと思われる場合は、まず普段からマッチをよく使う方に譲ることを検討してみてはいかがでしょうか。
また、たくさんのマッチの処分に困った時は、お世話になっているお寺に相談をして、使い道がないか相談するのも良いでしょう。
マッチの保管方法
基本的に、マッチは箱の横についているザラザラとした部分とマッチの頭薬が擦れない限り発火することはありません。
例えば、家庭用マッチの製造販売をしている株式会社中外燐寸社のHPにも、次のような記載があります。
“マッチの頭薬と箱の横薬が擦れない限り、自然発火はありません。”
引用:中外燐寸社「マッチは自然発火しませんか?」
したがって、保管する際は、きちんと箱にしまっておくことが重要です。また、マッチはメーカーにもよりますが自然発火に至る温度は約200度であるため、正しい保管をしていれば通常の状態で自然発火を起こすことはないでしょう。
商品によっては、自然発火温度は200度以上であり、通常の状態では自然発火を起こすことはありません、などの記載があるマッチもありました。
出典:アロマ香房焚屋 hibi 10minutesマッチのお香 / 毎日新聞 どうしてマッチに火がつくの?
マッチに併せて使い捨てライターやチャッカマンを捨てる場合

ライターやチャッカマンを処分する際は、ガス抜きを行う必要があります。中に液体が入ったまま、つまりガス抜きをしないまま処分すると、ごみ収集車の中でガスが充満し火災につながる恐れがあるからです。
ライターやチャッカマンのガス抜きは、点火レバーを押し続けて行います。点火レバーを押すと火がつきますが、これはすぐに吹き消し、そのままレバーを押し続けます。輪ゴムやガムテープで固定すると便利です。
マッチに併せて花火やたばこを捨てる場合

マッチを使って火をつける代表的なものは、花火やたばこではないでしょうか。これらもまた、火をつけたあとのものとして、十分に注意をしながら捨てる必要があります。
未使用の花火の捨て方
未使用の花火の場合、適切な処理をして家庭ごみとして出せる場合と、そうでない場合があります。一部の自治体では、未使用の花火の回収は行われていないため、あらかじめ確認しましょう。
家庭ごみとして出せる場合は、火薬の部分をしっかり水に浸けて染み込ませ、発火しない状態にして出す必要があります。念のため、十分に濡らした新聞紙でくるんで出すと火薬部分の乾燥が防げます。多くの自治体では、水に湿らせた花火は「燃えるごみ」で排出できます。
出典:千葉市 花火は何ごみですか。 / 福岡市 ごみの分け方(品目)検索
使用済みの花火やたばこの捨て方
使用済みの花火は、残った火薬部分が再度発火する恐れがあります。花火を終えたあと、バケツにはった水に入れて、数日浸けておきましょう。
多くの場合、「燃えるごみ」で排出できます。未使用の花火と同様に、ごみとして回収されない自治体もあるため、あらかじめ確認されることをおすすめします。
使用済みのたばこは、全体を水に浸けてきちんと消火した状態でごみに出す必要があります。一回の喫煙ごとに吸い殻を水につけるようにすると、火種が他の吸い殻に燃え移る心配もありません。灰皿にたまった濡れた灰とともに、「燃えるごみ」として出すことができます。
まとめ
マッチは、正しく保管すれば自然発火のリスクもなく長期的に持ち続けることが可能です。しかし、使う予定がなく処分したい場合は、発火してしまわないように十分に水で濡らしてからごみ袋に入れましょう。
大量のマッチを一度に処分したい場合は、自治体への確認が必要です。できれば、必要な方へ譲るなど、処分しなくても良い方法を考えた上で、安全に処理できるよう気を付けましょう。
(本記事は2024年10月時点の情報に基づき記載をしております)
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