電子ライター(プラズマライター)のメリットとデメリット、特徴を解説!

現在、ガスライターやオイルライターを愛用されている方の中にも、見かける機会の多くなった電子ライターに興味をお持ちの方もいらっしゃるのではないでしょうか?

電子ライターは充電式の仕様が多く、充電式の場合は繰り返し長く使うことができるため、使い勝手も良く愛用者も増えているようです。そこでこの記事では、一般的なオイルやガスを使ったライターと電子ライターの何が違うのか、仕組みや特徴、メリット・デメリットについて解説します。

電子ライターとは?

電子ライターとは「電気で火をつけるライター」を指しており、ガスやオイルが不要であり、たばこや花火など火をつけたいものを押し付けると着火します。

電子ライターには、大きく分けてプラズマ式と電熱式の2種類があります。
・プラズマ式:荷電粒子を含む気体であるプラズマを放電して、火花を発生させることで着火する仕組み。
・電熱式:電熱コイルに、タバコや線香を押し付けるようにして火をつける仕組み。

出典:プラズマとは?|積水化学工業株式会社

電子ライターは、着火方式に、電気による放電を採用しており、衝撃を与えると高電圧を生み出す「圧電素子」を利用して火花放電を起こし、燃料のガスに着火させます。

また、電子ライターと近しい呼び方をされるものに「電子式」ライターがあります。電子式ライターとは、着火方式に電気による放電を採用しているライターの総称です。

この仕組みはガスライターにも用いられています。具体的には、衝撃を与えると高電圧を生み出す「圧電素子」を利用して火花放電を起こし、燃料のガスに着火させる仕組みとなっているものを「電子ガスライター」と呼びます。

なお、この記事では、本章の冒頭に記載した「ガスやオイルが不要であり、電気で火をつけるライター」のことを「電子ライター」と表現して解説を進めていきます。

電子ライターのメリット

まずは、電子ライターのメリットをご紹介します。これまで電子ライターの存在を知らなかった方や、仕組みを理解していなかった方も、普段使っているライターと比べてみてはいかがでしょうか。

風が強くても着火できる

ガスライターやオイルライターは、風が吹いている場所ではライターの火が風の影響ですぐに消えてしまうことがあるため、着火しにくいと感じることも多いでしょう。しかし、電子ライターは火を用いずに電気の力で着火するため、屋外で風が吹いている場面でも使えます。外出先でたばこを愉しむ方はもちろんのこと、キャンプ等のアウトドアシーンなど、使い勝手が良いと感じる場面はたくさんあるかと思います。

オイル補充が不要

オイルやガスの補充を行うライターも長く使い続けることができますが、このタイプの場合はオイルの購入や注入の手間がかかります。

一方で、充電式の電子ライターであれば、オイルやガスを補充する必要はありません。充電のみで繰り返し使えるため、より手間もかからず簡単に使うことができます。また、電子ライターであれば交換する部品もなく、特別な手入れが不要であることも魅力です。

なお、電子ライターには、充電が不要な圧電式のタイプもあるため、充電をして繰り返し使いたい方は、USB充電式のタイプを選ぶとよいでしょう。

繰り返し長く使える

使い捨てライターは安価なものが多い反面、ガスがなくなれば処分する必要があります。一方、充電式の電子ライターであれば、繰り返し長く使うことができます。電子ライターは高価になる傾向がありますが、ランニングコストの点で考えるとメリットも大きいでしょう。

電子ライターのデメリット

ここまで電子ライターのメリットをご紹介してきましたが、その反面デメリットと感じる点もあるかもしれません。そこで、電子ライターを利用されている方の声を基に、電子ライターの使いづらい点などデメリットをご紹介します。デメリットも把握したうえで、電子ライターの購入を検討してみてはいかがでしょうか。

製品によっては、充電が必要

圧電式の電子ガスライターなどは充電不要で使えますが、USB充電式の電子ライターなどは電気の力を利用して着火するため、充電が必要です。充電ができることはメリットでもある反面、外出先で充電が切れてしまうと、困ってしまうというデメリットもあるでしょう。こうした手間や準備が面倒だと感じる方もいらっしゃるかもしれません。

モバイルバッテリーを持ち歩いている方にとってはデメリットに感じられないかもしれませんが、できるだけ荷物を少なくしたい場合は、外出する前に充電がされているかの確認をしておく必要があります。

初期費用が高い

電子ライターは、使い捨てライターに比べると価格が高い点もデメリットでしょう。コストパフォーマンスを考えれば、結果として電子ライターの方が良いと感じる可能性もありますがライターにこだわりがない方や、使い捨てライターで十分だと感じる方にとってはデメリットになり得るでしょう。

感電する恐れがある

電子ライターの仕様上、出力部分にはプラズマが発生しています。そのため、出力部分を直接触ってしまうと、感電してしまう恐れがあります。適切に使っている限りは、出力部分を触ることはありませんが、取扱説明書をご確認のうえ、適切に使用しましょう。


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(本記事は2024年11月時点の情報に基づき記載をしております)

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