ガスライターのガスの補充方法とコツを解説。補充中、補充後の注意点も。
ガスライターのガスを補充する際に、ガス注入口が見つけづらいと思うことや、ガスの量をどれくらい充填すれば良いのかが分かりづらいと感じたことはないでしょうか？
難しいと思われがちですが、実はライターのガス補充はコツを掴めばスムーズに行うことができます。初めてガスの注入を行う場合、お手本がないと、どのように補充をすれば良いかわからないという方もいらっしゃるかと思います。
そこで、この記事では安全にガスライターにガスを補充する方法を手順に沿って説明します。またガスライターのガスを購入できる場所や、ガス補充後の注意点も併せて紹介します。
ガスライターのガスはどこに売っている？
補充用のガスは、スーパーやコンビニ、ホームセンター、ECサイトなどで購入できます。
さまざまな種類のライター補充用のガスボンベが身近なところで購入できるため、なくなりそうになったら普段の買い物などと一緒にまとめて購入しておくとよいでしょう。ECサイトであれば、実際に購入した方の口コミを確認しながら選ぶことができるため、価格帯や使用感を比較しながら購入を検討することができます。
ガスライターへのガスの補充方法とコツ
ガスライターへのガス補充はコツさえ掴めばスムーズに作業することができます。
ここからは手順に沿って説明していきますので、ガス補充の流れを覚えて作業してみてください。
1. 残留ガスを0にする
ガスを補充しようとしているライターにガスが残留している場合は、ガスを空にしておく必要があるため、まずは着火をさせてからガスの残り具合を確認します。ガスが残っているときはガスを使い切り、残留ガスを0の状態にしてから作業を行いましょう。
ガスを注入するライターにネジがある場合は、注入口のネジを外してガスを注入する準備を整えます。ライターの種類によっては注入口のネジがないタイプもあるので、ネジがなければ次のステップからのスタートです。
作業をスムーズに行うためには、ネジなどを紛失しないように十分な作業スペースを確保してから取り組むことをおすすめします。
2. ガス注入口を上に向ける
補充用のガスを注入しやすいように、ライターは注入口が上を向くように手でしっかりと掴みます。ライター注入用のガスボンベは、中身が残っていることの確認や、ボンベ内圧を上げてガスを噴出しやすくさせる目的から、ライターへ注入する前によく振っておきます。
ガスライターに使用するガスは可燃性の液化石油ガスですが、空気中に放出されることで気体の可燃性ガスへ変化します。ガスを吸い込んでしまうと、幻覚・幻聴を引き起こしたり、酸素欠乏による呼吸停止を招いたりする危険性があります。
また、火気があるところでは発の危険性が伴います。
ガスが室内に大量に放出されないよう、事前に作業手順をインプットして流れをつかんでから、段階的に作業を進めていくようにしましょう。
出典：神奈川県警察 通称「ガスパン」といわれるガス吸引行為は非常に危険です。
3. ガスを注入する
ガスボンベのノズルを、ライターのガス注入口に向けて差し込みます。このとき、ガスボンベのノズルは注入口に垂直になるように差し込み、強く押すことがポイントです。
この際、ガスボンベのノズルとガス注入口がずれないように正確に合う位置になっているか確認してから差し込んでください。
また、ライター注入用のガスボンベはさまざまな種類があります。ライターの中には使用するガスボンベを指定しているメーカーもあるため、注入しようとしているライターに指定のガスボンベがあるのかを事前に確認しておきましょう。
4. ガスの注入を止める
ライターに十分な量のガスが補充されたら、液化ガスが注入口から噴き出してきます。ガスが溢れてきたことが確認できたら、注入をやめるサインです。
最後にガスがしっかりと補充されているかを確認するために、細いドライバーの先でライターのガス注入口の先端を軽く押します。ガスが噴出されれば補充ができたサインになるので、ガスの補充は完了です。
ガスの補充状態を確認する際はガスが噴き出すため、周囲に火の気がないことを確認してください。また、ガスの注入を始めてから注入をやめるまで、誤って着火しないように気をつけて作業を行ってください。
ガス補充後の注意点
ガスの補充が完了したら、すぐに使用したくなるかもしれませんが、ガスの注入直後はガスによってライターの温度が下がるため、炎が不安定になるなど、ガスを補充したことでライターが通常時とは異なる状態になっている可能性があります。危険を回避するためにも、ガス補充後の注意点を押さえておきましょう。
注入直後の着火不良
前述の通り、ガスを補充し終え着火して確認すると、炎が不安定になることがあります。これはガスを注入した直後にライター本体の温度が下がったことで起こる現象です。
ガスの注入直後は着火不良になることは珍しいことではなく、ライター本体が常温に戻れば通常通り安定した火が点くようになるため、数分程度時間を置いてから確認することを推奨します。
ガス溜まりに注意
ガスを注入してからすぐに着火すると、ライターのガス注入口付近にガスが溜まっている可能性もあります。
ガスの注入完了後しばらく経過してから、着火するときは周辺に火の気がないことや、安全を十分に確認してから、着火することが重要です。
炎の調整に注意
ガスが切れてしばらく使用していなかったり、ガス補充の作業をしているときに炎調整レバーが想定よりも大きくなっていたりする可能性もあります。そのため、ガスの補充後は、炎の調整が適正であることを確認してください。
おすすめとしては、炎調整レバーが“－”になるように動かしてから着火するようにしましょう。着火してから炎が小さいと感じた場合は、少しずつレバーを“＋”に動かし炎の大きさを調整していくとよいでしょう。
本記事では、ライターガスの補充方法を紹介しました。手順に沿って作業すれば、初めてでもライターにガスを補充することができます。コツや注意点を理解してから作業をすれば慌てずに済むので、安全にガス補充が完了するように正しく進めてください。
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（本記事は2024年11月時点の情報に基づき記載をしております）