加熱式たばこ用デバイスと電子たばこの違いとは

「紙巻たばこから、加熱式たばこ用デバイスや電子たばこに切り替えようかな…」と考える方は、意外と多いのではないでしょうか。
しかし、いざ新しいデバイスを試してみようと思っても、「加熱式たばこ用デバイスと電子たばこの違いがよくわからない!」と迷ってしまう方もいるかもしれません。
加熱式たばこ用デバイスと電子たばこは同じもの?
まずは、加熱式たばこ用デバイスと電子たばこの違いについて解説していきましょう。
加熱式たばこ用デバイスとは何か

加熱式たばこ用デバイスとは、たばこ葉を燃焼させた煙を吸引する従来の紙巻たばこと違い、たばこ葉を燃焼させず、加熱によって発生する蒸気(たばこベイパー)を楽しむ製品です。
たばこ葉を燃焼させないため、紙巻たばこのように燃焼による煙や灰が出ないことが特徴です。
電子たばことは何か

電子たばこの特徴としては、次のようなものがあります。
・本体にバッテリーが内蔵されており、スイッチを入れることで内部の電熱線が加熱される。加熱された電熱線の熱を利用して専用リキッドを気化させ、生成された蒸気を吸引する。
・リキッドにはさまざまなフレーバーがあり、多種多様な香りを楽しむことができる。
電子たばこ用のリキッドはたばこ葉を使用しておらず、日本国内における「たばこ事業法」の「製造たばこ」には該当しません。
しかし、たばこと類似した製品であることから、各メーカーや販売店などは自主的に年齢制限を設け、20歳未満の方は実質的に購入できないようにルールが整備されていることもあります。
つまり加熱式たばこ用デバイスと電子たばこの違いは

加熱式たばこ用デバイスと電子たばこの大きな違いは、たばこ葉を使用しているかどうかということです。
たばこ葉を直接加熱したり、リキッドを加熱・霧化してたばこ葉を通過させることでたばこ本来の香りを楽しむものが加熱式たばこ用デバイスです。
一方で、たばこ葉を使用せず、さまざまなフレーバーリキッドで多種多様な香りを楽しむものが電子たばこになります。
次に、加熱式たばこ用デバイスと電子たばこの特徴や性能について比較します。
販売場所の比較

近年、加熱式たばこ用デバイスも電子たばこも、専門店や総合ディスカウントストアのほか、コンビニなどでも手軽に購入できるようになりました。
いずれも身近な小売店で購入できますが、加熱式たばこ用デバイスに限っては誰でも販売できるわけではありません。
加熱式たばこ用デバイスを愉しむためには、専用のスティックも合わせて購入が必要となります。
加熱式たばこ用のスティックは、たばこ事業法上で「製造たばこ」に区分されているため、紙巻たばこなどと同様、製造たばこの小売販売業の許可を受けている店舗でのみ販売されています。
一方、電子たばこは製造たばこではないので、特別な申請や許可なく誰でも販売することができます。(※ニコチンを含まないものに限る)
加熱式たばこ用デバイスと電子たばこの利用割合

「加熱式たばこ・電子たばこの喫煙実態・変遷に関する研究」によると、2021年に実施された調査では、喫煙者のうち加熱式たばこの利用者は全体の47.2%、電子たばこの利用者は16.5%でした。
また2024年に公表された厚生労働省の令和4年「国民健康・栄養調査」によると、喫煙者のうち、加熱式たばこを使用している人の割合は男性で30.1%、女性で34.4%、特に20代の喫煙者のうちの加熱式たばこ利用者は女性で85.7%、男性で43.9%に上ることがわかりました。
このように、利用率は電子たばこより加熱式たばこ用デバイスの方が高いことがわかります。また、加熱式たばこ用デバイスの利用者の、喫煙者に占める割合も過去と比較して高くなっていることが伺えます。
出典:J-STAGE|加熱式たばこ・電子たばこの喫煙実態・変遷に関する研究
出典:厚生労働省|令和4年 国民健康・栄養調査結果の概要
価格の比較

まずはデバイスの価格について比較します。
加熱式たばこ用デバイスは1,000~3,000円台で販売されていることが多いです。
電子たばこ用デバイスには様々な種類があり、比較する上では大きく3つのタイプに分けることができます。
・使い捨てタイプ:電子たばこデバイスとリキッドが一体となっており、リキッドが切れたらそのまま捨てることができる電子たばこです。
・ペンタイプ:リキッドタンクを有しており、リキッドが切れたら補充して使う電子たばこデバイスです。コンパクトで持ち運びがしやすい電子たばこです。
・ボックスタイプ:リキッドタンクを有しており、リキッドが切れたら補充して使う電子たばこデバイスです。本体のサイズが大きく、水蒸気の量を調整できるなど、細かな設定を行うことができる電子たばこです。
電子たばこ用デバイスの価格は、使い捨てタイプで1,000~3,000円台、ペンタイプで2,000~6,000円台、ボックスタイプで3,000~10,000円台と、種類により価格帯が異なります。
次に加熱式たばこ用スティック、電子たばこ用リキッドの価格について比較します。
加熱式たばこ用スティックは、500円から1,000円台(20本入り)のものが多く、電子たばこ用リキッドの値段はピンからキリまであり、1本数百円で購入できるものもあれば、数千円するものもあります。
電子たばこに関する詳細はこちらの記事でも解説しています。
こちらの記事もあわせてご覧ください。
電子たばことは?3つの種類をわかりやすく解説
最後に
加熱式たばこ用デバイスと電子たばこではデバイスやスティック/リキッド、価格、販売場所の違いを解説してきました。
加熱式たばこ用デバイスではこれまでの紙巻たばこの銘柄の中でを愉しむことができるものもあり、電子たばこでは目新しい様々なフレーバーに出会うことができます。
まずは、それぞれのデバイスを試してみてはいかがでしょうか。
「たばこの2個持ち」は、新しいスタンダードへ
紙巻がいい。加熱式がいい。どっちもいい。
今の時代にあった喫煙ライフを。
▼ CLUB JT LINE公式アカウントとID連携をして、ドットギフト500マネーをゲットしよう!
(本記事は2024年10月時点の情報に基づき記載をしております)

