電子たばことは?3つの種類をわかりやすく解説

近年はさまざまな喫煙スタイルが誕生し、紙巻たばこだけでなく、加熱式たばこ用デバイスや電子たばこなども愉しめるようになりました。

中には「電子たばこって何?」と思われる方もいるかもしれません。そこで今回は、電子たばこがどういうものなのか、仕組みや構造などから詳しく解説します。

電子たばことは

電子たばこは、たばこ葉を使わずに「リキッド」と呼ばれる液体を電気で加熱し、気化した蒸気を吸入して香りを愉しむ喫煙具です。

電子たばこという名称ではあるものの、たばこ葉を使用していないため、日本国内では、「たばこ製品」として販売されているものはありません。

電子たばこは日本国内では「たばこ製品」として販売されていない

前述のとおり、電子たばこは葉たばこを使用しないため、日本国内においてはたばこ製品としては販売されておりません。

ニコチン入りのリキッドは医薬品、ニコチンを含むリキッドを吸引する器具は医療機器とみなされます。よって、厚生労働省の承認や認可を受けずに、ニコチン入りリキッドの日本国内での製造販売はできません。

海外においては、電子たばこを規制する国もあります。台湾やシンガポールなどでは、電子たばこを含むたばこ製品の使用が全面的に禁止されており、インドや香港などの多くの国で電子たばこ製品の販売が規制されています。

出典:日本貿易振興機構(ジェトロ)|台湾、電子たばこが全面禁止、加熱式たばこの持ち込みも禁止に
出典:在シンガポール日本国大使館|シンガポールへのたばこの持ち込みについて.pdf
出典:在インド日本国大使館|電子たばこ及び加熱式たばこの禁止
出典:在香港日本国総領事館|香港・マカオへのタバコの持ち込みにおける免税範囲

電子たばこの種類

次に、電子たばこの主な種類をご紹介します。

シガライク (Cig-a-likes)

シガライク(Cig-a-likes)は、リキッド交換用のカートリッジを使用する第1世代の電子たばこで、使い切りタイプと充電式タイプの2種類があります。

従来の紙巻たばこのようなスマートな外見が特徴で、リキッドが尽きたらカートリッジを交換するだけで充填できるため、電子たばこ初心者でお手軽に利用できます。

中には、吸引とともにデバイスの先端に組み込まれたLEDライトが点灯するなど、紙巻たばこを模したタイプのものもあります。

また、吸引時は本体の吸い口を吸うだけでカートリッジ内のリキッド(液体)が自動的に加熱されて蒸気が発生するため、使用するのに特別な手順やテクニックが不要な点もメリットと言えるでしょう。

クローズドタンクシステム(Closed tank systems)

クローズドタンクシステム(Closed tank systems)は、シガライクよりも容量の大きいバッテリーが使用される傾向にあります。

そのため、シガライクよりも多くの蒸気を生成できることが特徴となっています。

リキッドを充填する際は、空になったカプセルを本体から外し、リキッド充填済みの新しいカプセルに交換します。自らリキッド自体を充填することはないため、リキッドをこぼしたり、手や洋服などに付着させてしまったりするリスクが軽減されています。

なお、カプセルは特定のデバイス専用に設計されていることが多いため、フレーバーの種類は使用するデバイスのメーカーのラインナップに依存します。

オープンタンクシステム (Open tank systems)

オープンタンクシステム(Open tank systems)は、クローズドタンクシステムと同様、さらに多くの蒸気を生成できるよう大きい容量のバッテリーが使用される傾向にある第2・第3世代の電子たばこです。

クローズドタンクシステムで採用されていたカプセルが、十分な量のリキッドを充填できるサイズのタンクに変わっています。リキッドが尽きたら、ユーザーが自分自身でタンクへとリキッドを充填して使用するのが特徴です。リキッドは様々なブランド製品やフレーバーが販売されており、ユーザーは自分好みのフレーバーを自由に使用できるようになっています。

オープンタンクシステムは、電子たばこの中でも特に多くのデバイスが開発されており、形状も棒状のものから箱型のものまでさまざまです。バッテリー容量も多くの種類が販売されており、中にはデジタル制御により電圧の出力を自由にセッティングできるタイプもあります。

加熱式たばこ用デバイスと電子たばこの違い

前述のとおり、電子たばこにはシガライクやクローズドタンクシステム、オープンタンクシステムなどの種類があります。

一方、加熱式たばこ用デバイスとはPloom AURAやwith2、IQOS、gloなどのデバイスを指します。

いずれもデバイスにより生成された蒸気を吸うことに変わりはありませんが、電子たばこはたばこ葉を使用せず、装置内もしくは専用カートリッジ内の液体(リキッド)を電気加熱させ、発生する蒸気(ベイパー)を愉しむ製品であるのに対し、加熱式たばこはたばこ葉を使用します。たばこ葉を加熱により、発生する蒸気(たばこベイパー)を愉しんだり、液体(リキッド)を加熱・霧化してたばこ葉を通過させて蒸気を愉しんだりする製品です。

また、電子たばことリキッドがたばこ製品として扱われていないことに対し、加熱式たばこ用デバイスに差し込むたばこスティックは「製造たばこ」になるという点も両者の違いといえるでしょう。


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(本記事は2024年10月時点の情報に基づき記載をしております)

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