電子たばこの使い方とは。準備から吸うまでを順番に解説!

近年、愛好者が増えている電子たばこ。

海外では電子たばこ(VAPE、ベイプ)といい、単なる嗜好品ではなく、ファッションアイコンとしても存在感が大きくなっています。

ただ、電子たばこを始めようと思っていても、どのように使えばいいのか分からない方もいらっしゃるでしょう。

そこで今回は、電子たばこの基本的な使い方を解説します。

電子たばこ(VAPE)とは

電子たばことは、デバイス本体に組み込まれたカートリッジ内に充填された液体(リキッド)を電気で加熱し、蒸気化したリキッドのフレーバーを吸引して愉しむものです。

従来の紙巻たばこや加熱式たばこと違うのは、たばこ葉を使用しないこと。そのため、たばこ葉に由来するニコチンが、電子たばこの使用では発生しません(ただし海外製のリキッドには、ニコチンが添加されているものもあるので注意しましょう)。

また、電子たばこは日本国内における「たばこ事業法」の「製造たばこ」には該当しません。

こちらの記事もあわせてご覧ください。
電子たばことは?3つの種類をわかりやすく解説

準備編:電子たばこを吸う前に

ここでは、電子たばこ用デバイスを使用する前の準備方法を解説します。

本体の充電をする

電子たばこ用デバイスは、バッテリーを充電するタイプと、リチウムイオン電池を使うタイプの大きく2つのタイプがあります。

前者は、デバイス本体をUSBポートに接続するだけで充電することができます。USBポートがない場合は、変換アダプターを使用することでコンセントからの充電も可能です(規格外のものを使用すると火災などの事故の原因となるためご注意ください)。

後者は、専用の充電器でリチウムイオン電池を充電し、電子たばこ用デバイスに装着します。

リキッドを補充する

バッテリーの充電を終えてデバイス本体が使える状態になったら、次はリキッドを補充しましょう。

デバイスの種類によっては、あらかじめリキッドが充填されたカートリッジなどを交換して使うタイプもあります。ここで説明するのは、アトマイザーと呼ばれるリキッド充填専用のタンクに似たな部品が使われているデバイスの準備方法です。
(メーカーにより準備方法が異なる場合があります。)

アトマイザーにリキッドを補充する際、本体から取り外し可能であれば、アトマイザーを本体から外してリキッドを補充しましょう。

電子たばこの多くは、加熱部に接しているウィック(コットン状の部品)にリキッドをしみ込ませてから、ウィックにしみ込んだリキッドを加熱して蒸気化する仕組みです。

ウィックにリキッドが十分にしみ込んでいない状態で加熱すると、空だきが起こりウィックやコイルが焦げてしまう可能性があるため、リキッドを補充した後は、ウィックにリキッドがしみ込むまで5~10分ほど放置しましょう。

実践編:電子たばこの操作方法

デバイスの充電を終え、リキッドを補充したら、次はいよいよ実践編です。
ここからは、電子たばこ用デバイスの基本的な操作方法を解説します。

本体の電源をつけよう

デバイスの充電を終え、リキッドを補充したら、デバイスを起動しましょう。

起動の仕方はデバイスにより異なりますが、パフボタンあるいはファイアボタンを押すことで自動的に電源が入るタイプが一般的です。
また、パフボタンとは別に電源ボタンがあるものや、吸引するだけで自動的に起動するタイプのものもあります。

デバイスの起動方法と電源を切る方法については、説明書を必ず確認してください。

デバイスを起動し、パフボタンを押すと、内蔵のコイルがリキッドを加熱し、蒸気化します。

電子たばこを吸ってみよう

パフボタンを押してリキッドの蒸気化が始まったら、ゆっくりと蒸気を吸引しましょう。

電子たばこの使用に慣れないうちは、むせてしまったり、上手に吸引できなかったりする場合があります。

電子たばこの吸い方には主に2つのやり方がありますので、うまく吸引できない場合はそれぞれを試してみてください。

・MTL(マウストゥーラング)
 蒸気を一度口に溜めてから肺に吸い込む方法です紙巻たばこを吸ったことがある人や、吸い慣れている人におすすめの方法です。
・ふかし
 吸引して口に含んだ蒸気を、肺に送らずそのまま吐き出すやり方です。電子たばこ初心者をはじめ、紙巻たばこをあまり吸ったことがない喫煙初心者におすすめの方法です。

吸い終わったら電源をオフにしよう

電子たばこを使い終わったら、必ず電源を切るようにしましょう。デバイスをバッグやポケットなどに入れて持ち歩く際、パフボタンが押しっぱなしになってしまうと、コイルが加熱され続けて大変危険です。

また、パフボタンを押し続けることでバッテリーへの負荷が大きくなり、バッテリーやデバイス本体が熱を持ってしまう場合もあります。

過度な加熱はコイルやウィック、バッテリーの消耗を早めるだけでなく、安全面においても発火などの可能性があるため、使用後は必ず本体の電源を切るようにしましょう。

電子たばこの使い方の注意点

最後に、電子たばこを使用する上での注意点をご紹介します。
電子たばこ初心者の方は以下の点にご注意の上、安全に電子たばこを楽しんでください。

電子たばこ本体は丁寧に扱おう

電子たばこは衝撃や水没、リキッドの漏れなどにより故障する可能性があるため、丁寧に扱うことを意識しましょう。

特に電子たばこ用デバイスは、手に持って使用するケースが大半です。手の皮脂が付着したりリキッドが付着したりしやすいため、こまめな掃除が必要です。

濡れたタオルなどで拭き掃除をする際は、水気がデバイス内部に侵入しないよう、硬く絞ったタオルを使用するようにしましょう。

充電しながら吸うのは危険

電子たばこ用デバイスを充電しながら使うと、内蔵バッテリーへの負荷が大きくなり、バッテリーやデバイス本体が熱を持ってしまう可能性があり大変危険です。

バッテリーやデバイス本体が過度に熱を持つと、バッテリーを大きく消耗するだけでなく、事故や故障につながる可能性があるため、充電しながらの使用は控えましょう。

リキッドの量には注意

アトマイザーにリキッドを多く入れ過ぎると、本来の機能を十分に発揮できなくなるほか、リキッドの液漏れが生じてデバイス本体の故障につながりやすくなります。

リキッドの補充は説明書に基づき、適切な量を補充するようにしましょう。

定期的にメンテナンスをしよう

精密機器である電子たばこ用デバイスを、安全かつ長く使い続けるには、定期的にメンテナンスを行う必要があります。

コイルやウィックなどの消耗品は定期的に交換し、リキッドや皮脂、ホコリなどの本体の汚れの掃除もまめに行いましょう。

また、コイルやウィックなどがアトマイザーに内蔵されているタイプは、アトマイザー自体が消耗品です。リキッド本来の香りを十分に楽しめなくなってきたタイミングで、新しいものと交換するのがおすすめです。

まとめ

電子たばこは、非常に多くの種類があるフレーバーを楽しめるのが魅力ですが、安全かつ継続的に使っていくには、最低限のメンテナンスが必要です。

使い方を誤ると発火などの事故につながる可能性もあるので、電子たばこをこれから使おうと思っている方や電子たばこ初心者の方は、取扱説明書や本記事を参考にしっかりとした使い方と基本的なメンテナンス方法を確認しておいてください。


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(本記事は2024年11月時点の情報に基づき記載しています)

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