シーシャバーとは？　シーシャバーの仕組みと料金システム、選び方、注意点を解説

・シーシャとは
・シーシャバーとは
・シーシャバーの入店から退店までの流れ
・シーシャバーに入店しよう
・注文してから吸い終わるまで
・シーシャバーを退店するとき
・シーシャバーの料金システムと値段
・シーシャバーの選び方
・シーシャバーの注意点
・シーシャバーは20歳未満入店禁止
・シーシャ本体には触らない
・シーシャのホースを引っ張りすぎない
・「たばこの2個持ち」は、新しいスタンダードへ

シーシャバーを利用してみたいと思ってはいるものの、料金システムや利用の仕方がわからず、なかなか行動に移せない方もいらっしゃるのではないでしょうか。

シーシャバーの多くはシンプルなシステムで運営されており、レストランなどの利用とそれほど大きくは変わりません。

本記事では、シーシャバーの利用方法や料金システム、利用の際の注意点などについて詳しく解説します。

シーシャとは

シーシャは別名「水たばこ」といい、火皿で加熱した「シーシャたばこ」の蒸気を、水パイプという専用の喫煙具を用いて愉しむ嗜好品です。

水パイプには水が入っており、蒸気が水を通して冷えることで、まろやかな味わいになるのが特徴です。

シーシャバーとは

シーシャバーとは、シーシャを愉しむためのサービスを提供しているバーのことです。シーシャたばこや水パイプはもちろん、ソフトドリンクやアルコール類なども提供しているケースが多く、ゆったりとくつろぎながらシーシャを愉しめます。

ただし、中には必要な許可を得ずにシーシャを提供している店舗もあります。そのような店を利用しないよう注意が必要です。

シーシャバーは喫煙をサービスの目的とする施設であるため、喫煙目的施設に該当します。
営業するにはたばこ事業法に則り「製造たばこの小売販売業の許可」を得る必要があり、許可を得ないまま営業している店舗は違法営業となるため気をつけましょう。

出典：製造たばこの小売販売業の許可|財務省

シーシャバーの入店から退店までの流れ

シーシャバーを初めて利用する際は、どのようにすればいいのかわからず、不安に思う方もいるでしょう。

ここでは、シーシャバーを利用する際の入店から退店までの流れをご紹介します。

シーシャバーに入店しよう

気になるシーシャバーを見つけたら、入店してみましょう。

シーシャバーは、健康増進法により「喫煙目的施設」に該当します。入店時には店員から年齢確認用の身分証明書の提示を求められるので、身分証明書を持参するのを忘れないようにしましょう。

年齢確認を終えたら、店員の案内で席につき、メニュー表などからお好みのフレーバーやドリンクを注文しましょう。

出典：インターネット等の通信販売により製造たばこを販売する場合の年齢確認等について|財務省理財局長

注文してから吸い終わるまで

希望のフレーバーやドリンクを注文したら、店員はシーシャや炭火をセットするなどして準備してくれます。

シーシャの準備がすべて整ったら、マウスピースを口につけて吸引してみましょう。

フレーバーの味や香りが好みのものでなかったり、刺激が強かったり、味が薄かったりする場合があるかもしれません。

その場合は、店員に相談すればシーシャのセッティングを調整してくれたり、他のフレーバーに変えてくれたりします。

シーシャのセッティングの変更は無料のお店がほとんどですが、フレーバーの変更はほとんどのお店が有料なので注意しましょう。

喫味が好みの感じになったら、フレーバーの香りを愉しんだり、ドリンクと一緒に味わったり、シーシャバーの雰囲気を満喫しましょう。

なお、シーシャは炭火を熱源として水たばこ用のたばこ「シーシャたばこ」を加熱させているため、火皿がとても熱くなっています。やけどの危険性があるので、シーシャを愉しんでいる間、火皿には絶対に触らないでください。

また、シーシャを倒してしまわないよう、ホースを引っ張ってシーシャ本体を動かしたり、本体に触ったりしないように気をつけましょう。

炭の火力が弱くなってくると、蒸気が出にくくなります。炭が燃え尽きたら、店員に交換や処理をお願いしましょう。

ちなみに、シーシャは、1回のセッティングで1～2時間ほど喫煙を愉しめるのが一般的です。また、20～30分ごとに店員が炭を交換してくれることが多いので、その間はシーシャを吸わずに、交換作業が終わるまで待ちましょう。

シーシャバーを退店するとき

シーシャを愉しみ終えたら、席を立って店員に退店の旨を伝えて会計をしましょう。

シーシャの後片付けや掃除など、ほとんどの場合は店員が行ってくれるので、利用者が何かをしなければならないということはありません。

会計したら退店します。ここまでがシーシャバーの入店から退店の一連の流れです。

なお、シーシャたばこが燃え尽きて蒸気がほとんど出なくなっているにもかかわらず、再注文も退店もせずにシーシャバーに居座り続けると、店舗に迷惑がかかってしまうので気をつけましょう。
時間制限を設けている店舗もあるので、利用の際によく確認しておく必要があります。

店に滞在し続けたい場合は、基本的にはシーシャたばこを再注文するといいでしょう。異なるフレーバーを注文してもいいですし、トップ替え（お代わり）しても構いません。トップ替えの場合は、最初の注文より安い値段で提供してくれる店が多いです。

もちろん完全に吸い切らないと店舗を出られないわけではなく、吸っている途中で退店しても構いません。

シーシャバーの料金システムと値段

シーシャバーを利用する一連の流れがわかったら、次はシーシャバーの料金システムや、シーシャを愉しむのにかかる値段や予算などが気になる方も多いのではないでしょうか。

シーシャバーの利用でかかる料金は次の通りです。
※本項でご紹介するのは一例であり、料金システムや値段は店舗によって異なります。詳しくは各店舗の情報をご確認ください。

・チャージ
チャージは「席料」のことで、シーシャのメンテナンスや管理をするにおけるスタッフ費用や、店舗の維持費用などが含まれています。
チャージの料金は、一人あたり500円～1,500円程度に設定されているケースが多いですが、中にはチャージを設けていない店舗もあります。ただし、その場合はワンドリンク制だったり、ドリンクなどの料金が比較的高く設定されていたりするケースが多いようです。各種料金は店舗により異なるため、詳しくは各店舗の情報をご確認ください。

・シーシャ
シーシャの料金です。フレーバーによって値段が異なりますが、シーシャを1回愉しむのにかかる料金は1,000円～2,000円程度が相場です。
また、1台のシーシャを2人でシェアして愉しめる店舗もあります。その場合はシーシャ1回分の料金を2人で割ることができるので、お得に利用することができます。また、シェア料金を別途設けている店舗もあります。

・ドリンク
ドリンクの料金です。フリードリンク制の店舗では、チャージ料にドリンク代が含まれている場合が多く、セルフサービス式の店舗もあります。

・トップ替え
シーシャをお代わりするときの料金です。シーシャたばこを詰めたシーシャのトップ部分だけを交換します。最初の注文よりも安く提供している店舗もあります。

・その他
シーシャバーは、店舗によってさまざまなオプションを利用できます。たとえばシーシャ本体の水をジュースやアルコール飲料などに変えて香りを愉しんだり（ボトルオプション）、保冷剤を内蔵したアタッチメントをマウスピースに装着し、よく冷えた煙を愉しんだり（アイスランチャー）などです。