シーシャ(水たばこ)とは? たばことの違いや仕組み、ニコチンの有無を解説

シーシャは「水たばこ」とも呼ばれていますが、そもそも「シーシャはどういう仕組みなのか?」「シーシャにニコチンは含まれているのか?」「たばことどう違うのか?」と疑問を抱いている方もいるでしょう。
そこで今回は、シーシャの仕組みやたばことの違いについて詳しく解説します。
シーシャとは

シーシャ(水パイプ)という喫煙具を使用し、水たばこ用の「シーシャたばこ」を加熱して発生する蒸気を愉しみます。始めに、シーシャとたばこの違いについて解説します。
紙巻たばこや加熱式たばことの違いは?
シーシャと紙巻たばこ、加熱式たばことの違いは大きく下記の3つがあります。
・シーシャは炭火を利用してシーシャたばこをじっくり加熱させる
・シーシャは水を通した蒸気を吸引して愉しむ
・シーシャは1回で長時間の喫煙を愉しめる
それぞれがどう違うのかを解説します。
■シーシャは炭火を利用してシーシャたばこをじっくり加熱させる
紙巻たばこはマッチやライターなどで直接たばこ葉に着火します。加熱式たばこは、たばこ葉を燃焼させず、加熱により、発生する蒸気(たばこベイパー)を愉しみます。
これらに対して、シーシャは炭火を利用してシーシャたばこをじっくり加熱させるため、着火や加熱の仕方がそもそも異なります。
■シーシャは水を通した蒸気を吸引して愉しむ
シーシャたばこを加熱して生じた蒸気は、水パイプの中で一度水をくぐります。紙巻たばこの煙や加熱式たばこの蒸気は水をくぐらないため、この点も大きな違いです。
■シーシャは1回で長時間の喫煙を愉しめる
一般的な紙巻たばこや、加熱式たばこ用デバイスを愉しめる時間が数分なのに対して、シーシャは1回で1~2時間程度、喫煙を愉しむことができます。
ニコチンはある?
シーシャたばこの多くは、たばこ葉が原材料として使われているため、ニコチンを含んでいます。そのため、シーシャたばこを小さな子どもが誤飲しないように、取り扱いの際は注意しましょう。
ただし、シーシャたばこのフレーバーの中には、生のフルーツなどを原料とするニコチンフリーのものも販売されています。
シーシャを利用する際は、シーシャたばこにニコチンが含まれているかどうか、成分を確認した上で利用するといいでしょう。
シーシャの仕組み

ミステリアスな外見のシーシャが、どのような仕組みになっているのか気になっている方も多いのではないでしょうか。ここからは、シーシャの仕組みについて解説します。
シーシャの構造や形状
シーシャは、主に火皿と炭受け皿、ボディ、逆止弁、ホース、壺、マブサム(吸い口)で構成されています。最上部の火皿にシーシャたばこを詰め、穴を開けたアルミホイルなどをかぶせ、その上に火のついた炭を置いてじっくりとフレーバーを加熱させて使います。
火皿の下には、炭受け皿があります。文字通り、炭や灰を受け止めるための大きめの皿です。高熱の炭の破片などが床に落ちると危険なので、炭受け皿で炭の落下を防ぐ役割があります。
炭受け皿の下にはボディと呼ばれる部位が配置されています。
ボディはシーシャの心臓のような部分で、空気や蒸気をコントロールする機能を持っています。ボディからはホースが伸びており、ホースの先にマブサムと呼ばれるマウスピースのような形状の吸い口を接続して、蒸気を吸引します。
ボディの下には壺があります。シーシャの最下部に位置する部位で、壺の中には水が入れられています。
シーシャフレーバーとは
シーシャたばこは、刻んだたばこ葉に香料と糖蜜などを加え、半ペースト状にしたものが多いです。フレーバーはストロベリーやアップルなどのフルーティーなものから、花やスパイスの香りなどさまざまなものがあり、甘い香りと味わいが特徴的です。
また、原材料にたばこ葉を使用しないニコチンフリーのシーシャたばこもあります。
シーシャの発祥
中近東で発明されたと言われる水たばこは、その後インド北部や中国、東南アジアの一部に伝わっていきました。現在でもトルコなど中近東のイスラム圏では、人々が喫茶店などで水パイプを愉しんでいる光景を見ることができますし、日本でもシーシャを愉しむことができる店舗も増えてきました。
シーシャを愉しめるシーシャバーとは

シーシャバーとは、シーシャを愉しむための設備やサービスを提供しているバーのことです。ゆったりとした雰囲気の中でシーシャを愉しむことができます。
ただし、シーシャバーの営業は、たばこ事業法に基づく「製造たばこの小売販売業の許可」を取得しなければなりません。
必要な許可を取得していない店舗は違法営業に該当するため、シーシャバーの利用時には「製造たばこの小売販売業の許可」の有無を確認し、安全な環境を提供する店舗を選ぶようにしましょう。
また、20歳未満の方は、シーシャの使用だけでなく、シーシャバーへの入店も禁じられているので注意が必要です。
シーシャは20歳未満は禁止

シーシャは20歳以上から利用可能な嗜好品です。
シーシャたばこには加工されたたばこ葉が使われているものが多く、これはたばこ事業法の分類上、紙巻たばこや加熱式たばこと同じ「製造たばこ」に該当します。
製造たばことは、たばこ葉を原料に喫煙用や噛みたばこ用として製造されたものの総称です。
「二十歳未満ノ者ノ喫煙ノ禁止ニ関スル法律」により、20歳未満の喫煙が禁止されているため、シーシャも20歳未満の方は使用できません。この法律の対象は「未成年者」ではなく「20歳未満の人」である点に注意が必要です。
2022年4月の民法改正により成人年齢が18歳に引き下げられましたが、たばこやシーシャの利用は引き続き20歳未満の人には認められていません。
「成人だから利用できる」と誤解しやすい部分なので、十分な注意が必要です。
「くつろぎ」のひと時を提供してくれるシーシャ。原料にたばこ葉を使用している都合上、20歳未満の方の使用が禁じられている点はしっかりと理解しておきましょう。
出典:20歳未満の者の喫煙・飲酒防止にご協力を!|神奈川県警察
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(本記事は2024年11月時点の情報に基づき記載しています)


