Zippoライターのメンテナンス方法|燃料補充・フリント交換・芯ケアの基本手順

Zippoライターを快適に使い続けるには、燃料の補充・フリント(発火石)の交換・ウィック(芯)の手入れ/交換・外装クリーニングを定期的に行うのが基本です。安全に配慮しながら、順番に進めましょう。
安全と準備:火気厳禁・換気
補充や分解は火気のない場所で実施し、窓を開けるなど換気を確保します。補充後はすぐ点火せず、こぼれた燃料を拭き取り、外装が乾くまで短時間待ってから点火します。衣類や手に燃料が付いた場合は石けんと水で洗い流してください。
使用する消耗品
安定した着火と仕上がりのため、Zippo純正のライター用オイル・フリント・ウィックが扱いやすいです。互換品を使う場合も、表示や取扱説明に従って安全第一で進めます。
燃料(オイル)の補充

1.ライターのインサート(内側ユニット)をケースから垂直に引き抜く。
2.底面のフェルトパッドを持ち上げ、内部のコットンにオイルを少しずつ染み込ませる(入れすぎない)。
3.こぼれたオイルを拭き取り、インサートをケースに戻す。
4.外装が乾くまで短時間待ってから着火テスト。ふたは常にしっかり閉じる(蒸発対策)。ポケットに入れるときはボトムダウンが無難です。
フリント(発火石)の交換
1.インサートを抜き、底面のフリントスプリングのネジをコインや小型ドライバーでゆっくり外す(スプリングは張力あり・注意)。
2.チューブ内の残りフリントを取り出し、新しいフリントを筒に落とし込むように入れる。
3.スプリングを戻してネジを締め、ホイールが軽く回るか確認する。
※ 予備フリントはフェルトパッド下に収納できます。点火が弱い/火花が出にくいと感じたら交換の目安です。
ウィック(芯)の手入れ(トリミング)
使用により先端が黒く炭化すると着火性が落ちます。クリーンな部分が出るまでピンセットで芯を引き上げ、チムニー(風防)の上端と面一になる位置で黒い部分をカットします。これを数回行い、短くなってきたら交換時期です。
ウィック(芯)の交換
1.底面のフリントスプリング/フェルトパッドを外し、コットン(パッキング)を小片ずつ取り出す。
2.新しいウィックをチムニー上から差し込み、先端をチムニー縁で仮固定。
3.取り出したコットンを小片ずつ戻しながら、ウィックをS字(蛇行)に“編み込む”ように配し、燃料と接する面積を確保する。
4.フェルト→スプリングの順に戻し、点火を確認する。
※ 新品のウィック長はおおよそ10cm、5cm前後になったら交換が目安です。
外装のクリーニング
・クローム(ハイポリッシュ/ブラッシュ):ハイポリッシュはクローム用ポリッシュで拭き上げ。ブラッシュは研磨パッドを目の方向に沿って軽く。金属タワシは不可。
・ブラス(真鍮):使用に伴うくすみは正常な経年変化。ハイポリッシュは真鍮用ポリッシュ、ブラッシュは目に沿って整える。
・マット/カラー:やわらかい布+非研磨性クリーナーで優しく。レーザーで露出した真鍮部は真鍮用クリーナーを軽く。
・アンティーク仕上げ:アルコールや燃料が付くと風合いが薄れるので付着回避。
・ゴールド/シルバー:メッキ部は柔らかい布+水(必要に応じてZippoオイル)でやさしく。シルバーは非研磨性の銀用クリーナーが扱いやすいです。
保管と不具合対応
ふたを確実に閉じて蒸発を抑えます。こぼれた燃料は必ず拭き取り、ヒンジの開閉は丁寧に。改造は行わず、不調が続く・破損した場合はメーカー修理の利用を検討してください。携行時はボトムダウン、長期未使用時は燃料を抜いて風通しの良い場所で保管すると安心です。
よくある質問

Q. どのくらいの頻度で手入れが必要?
A. 使用頻度によりますが、フリントは数週間〜で消耗、ウィックは黒化ごとにトリミング→短くなったら交換(目安5cm前後)。オイルは未使用でも蒸発するため、こまめな補充が快適です。
Q. こぼれたオイルが外装についたら?
A. 速やかに拭き取り、仕上げに合った方法でクリーニングしてください(クローム=ポリッシュ、マット=非研磨性クリーナー等)。補充作業の前後は火気厳禁・換気を徹底しましょう。
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(本記事は2025年9月時点の情報に基づき記載しております)

