水たばこと電子たばこの違いとは？ 電子シーシャ・VAPEもあわせて解説
好みや気分で味・香りを選べることができ、「チル（くつろぎ）」の代名詞として人気を集めている水たばこ（シーシャ）を、気軽に楽しみたいと考える人もいるでしょう。
今回はこの水たばこについて、電子たばこやVAPE、電子シーシャとは何が違うのかを解説します。
水たばこと電子たばこの違いはなにか
簡単に言うと、水たばこ（シーシャ）にはたばこ葉を用いた専用のたばこを使用することが多く、これはたばこ事業法上で「製造たばこ」に該当します。一方、日本国内で販売されている電子たばこはたばこ葉を使用しておらず、「製造たばこ」に該当しません。また、一般的な水たばこ（シーシャ）と電子たばこではデバイスも大きく異なります。
出典：たばこ事業法（昭和五十九年法律第六十八号) e-GOV法令検索
もう少し詳しく見ていきましょう。
水たばこ（シーシャ）とは
水たばこは、シーシャという名前で知られている水パイプを使用するたばこのことを指します。発祥は中近東とされており、現地では現在もよく用いられている喫煙具です。日本での認知度が高まったのは近年です。
水たばこには、「シーシャたばこ」と呼ばれる専用の水たばこ用のたばこを用います。これは刻んだたばこ葉に糖蜜や香料などを加えて半ペースト状にしたものが多いです。そのためたばこ葉を使用しているものは、日本では「製造たばこ」に該当します。
水パイプの構造は、シーシャたばこを加熱させる火皿、発生した蒸気を通す管、その蒸気を水にくぐらせるための壺、それらをつなげるボディと水にくぐらせた蒸気を吸うためのホースからなります。
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電子たばこ・VAPE・電子シーシャとは
電子たばことは、たばこ葉を用いずに「リキッド」と呼ばれる液体を電気で加熱し、気化した蒸気を吸入して愉しむ喫煙具であり、VAPEとも呼ばれています。
電子たばこという名称ではあるものの、日本国内で販売しているものは、たばこ葉を使用していないため、ニコチンも入っておらず「たばこ製品」としては販売されていません。
海外ではニコチン入りのリキッドが販売されていますが、日本では同リキッドは医薬品、ニコチンを含むリキッドを吸引する器具は医療機器とみなされます。よって、厚生労働省の承認や認可を受けずに、ニコチン入りリキッドの日本国内での製造販売はできません。
現在、電子たばこ・VAPEを電子シーシャー（e-シーシャ）という別称で呼び、販売されているものもあります。
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加熱式たばこ用デバイスは電子たばことは別のもの
よく誤解されますが、加熱式たばこと電子たばこは異なります。
加熱式たばこ用のスティックには、一般的な紙巻たばこと同様にたばこ葉を用いており、ニコチンが含まれています。加熱式たばこ用デバイスは、たばこ葉を燃焼させずに、加熱によって蒸気（たばこベイパー）を発生させ、その蒸気を吸引する仕組みです。
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まとめ
水たばこと電子たばことでは、用いる道具やたばこ葉使用の有無など、異なる点があります。
今回ご紹介したものには、それぞれの良さがあります。どんな場面で楽しみたいかによって、自分にあった方法を取り入れてみてはいかがでしょうか。
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（本記事は2024年11月時点の情報に基づき記載しています）