ライターの種類にはどんなものがある？着火の仕組みや燃料別に紹介
普段何気なく使っているライターですが、実は様々な種類がある事をご存知ですか？この記事では、着火方式・燃料・使い方といった分類によるライターの種類をご紹介します。
ライターの種類①着火方式別の分類
ライターの火が付く仕組みには、実はいくつかの種類があります。まずは着火方式によるライターの種類をご紹介していきます。
フリント式
フリント式ライターとは、フリント（発火石）を使用して着火する方式のライターです。ライターに内蔵された機構により、フリントをハンマーで叩いたり回転式のヤスリとこすり合わせることで火花を発生させ、その火花を利用して燃料を発火させます。
フリント式はその仕組みからも推察されるように、最も古くからあるタイプのライター。少しレトロな印象を感じさせてくれる、熱心なファンも多いタイプといえます。
電子式
電子式ライターとは、その名の通り電気の力を利用して着火する方式のライターです。ライター内部で電流による火花を発生させ、その火花を利用してガス燃料を発火させます。
電子式ライターのメリットは、なんといってもその着火のしやすさです。特別なコツは必要なく、誰でも簡単に着火することができるため、幅広いシーンで人気のタイプとなっています。
内燃式
内燃式ライターとは、着火の仕組み自体は電子式と変わりませんが、付いた火を外部に排出するときの仕組みに特徴があります。 内燃式ライターの内部では、着火前にガスと空気が混合され、燃焼に適した状態となっています。そこに電流による火花を発生させ、燃焼筒内で生み出された炎を外に排出することで着火するという仕組みです。
内燃式ライターは「ターボライター」などと呼ばれることもあり、着火した火が消えづらいタイプのため、アウトドアシーンなどでは非常に重宝されるライターです。
ライターの種類②燃料別の分類
ライターの分類にはほかにも、燃料別の分類もあります。ライターに使用される燃料にはどんな種類があるのでしょうか？
オイル式
オイル式は、着火燃料としてライター内部に充填されたオイルを使用するタイプです。着火方式の分類でいえば、フリント式ライターのみに使用される燃料であり、電子式・内燃式には使用されません。
オイルを利用したライターは古くからあり、着火時にほんのり立ち昇るオイルの香りが、なんともいえないレトロな魅力を醸し出してくれます。
ガス式
ガス式は、ライター内部のガスを燃料として着火するタイプです。ガス式燃料はフリント式・電子式・内燃式のすべてのタイプで使用され、ライターの燃料としては主流と言ってよいでしょう。使い捨てタイプのライターでは、ほとんどの場合ガス式燃料が採用されています。
ライターの種類③使い方別の分類
ライターの中には 燃料切れを起こしても、燃料を充填することで繰り返し使えるものもあれば 、使い捨てタイプのものもあります。最後にライターの使い方別の分類をご紹介します。
繰り返し使えるタイプ
ライターの中には、いちど燃料切れを起こしても、自分で燃料を充填することで再び使用できるものが存在します。いわゆるオイルライターと呼ばれるタイプのライターが代表例で、火が付かなくなったとしてもフリントやオイル燃料を充填することで、何度も繰り返し着火することが可能です。
繰り返し使えるタイプのライターは、燃料の補充を行うことで何度も使用することができます。不要なゴミも出ず、この点で金銭的にも環境的にも「エコ」なライターといえるでしょう。また、使い込んでいくうちに味が出ていくのも大きな魅力で、愛用品として育てていく楽しみもあります。
一方のデメリットとしては、ライター自体の価格は比較的高いことが多く、燃料の補充等の作業も必要となってくることから、お手入れに手間暇がかかる場合が多いという点です。日常的にライターを使用するわけではない方や、燃料補充が面倒に感じる方には、あまり向いていないタイプといえます。
使い捨てタイプ
一方使い捨て（ディスポーザブル）のライターは、自分で燃料を充填することができず、燃料が切れて着火できなくなった時点で捨てるタイプのライターです。
１つ１つの価格も安価で、コンビニなどでも手軽に購入できるため、すぐにライターが必要な場面には大活躍してくれます。燃料充填などの煩わしい手間がなく、燃料切れを起こしたら次のライターを買えばいいという手軽さも大きなメリットです。
デメリットとして、使い捨てタイプのため長い目で見れば金銭的負担が大きくなる可能性があることが挙げられます。
ライターの種類を知ってベストチョイスを
ライターの種類を様々な角度から分類してご紹介しました。それぞれのタイプの特徴が分かれば、使用したいシーンや自分の好みにあったライターを見つけることができるはずです。ぜひこの記事を参考に、こだわりのライターを見つけてみてください。