ライター用のオイルとは?成分や補充方法を解説します
ライター用オイルは、オイルを補充して使用するタイプのライターに欠かせない燃料です。この記事では、ライター用オイルの成分や用途、使用方法について解説していきます。
ライター用のオイルとは?
ライター用オイルとはどんなものなのでしょうか?まずはその基本情報を見ていきましょう。
ライター用オイルの用途
ライター用オイルは、オイルを補充して使用する「オイルライター」の燃料として使用されます。
オイルライターは、内部に仕込まれた「フリント」と呼ばれる発火石を回転式のヤスリでこすり、摩擦により発生した火花を利用してオイルに引火させ炎を発する仕組みのライターです。ちなみに、オイルライター以外のライター(たとえば使い捨てライターなど)に使用される燃料はガスであり、オイルではありません。
ライター用オイルの成分
ライター用オイルは、主に石油やナフサ(※)を主成分とした、ヘキサン系蒸発性燃料です。石油やナフサなどはそのままだと刺激臭を発するため、日常使いには向いていません。そのため、燃料となるこれらの成分に様々な成分を加えることによって、臭いを抑える工夫がなされています。
(※ナフサ:原油を分留して得られる未精製のガソリンの一種)
ライターへのオイル補充方法
ライター用オイルの基本的な用途と成分が分かったところで、オイル補充の方法を学んでいきましょう。
ライターの構造を理解する
まずは使用しているオイルライターの基本的な構造を知っておきましょう。多くのオイルライターは、外側の「ケース」と内部の「インサイドユニット」から成ります。
ケースの蓋を開け、インサイドユニットをつまむようにして引き出すと、ケースからインサイドユニットを分離できます。オイルの注入を行うのはインサイドユニットの方です。
底部を上向きにし、フェルトを持ち上げる
インサイドユニットを取り出したら、底面のフェルト部分を上にして持ちます。底面のフェルトは、オイルが漏れださないように抑える役割を果たしています。オイル注入時はこのフェルトを指で持ち上げ、内部の綿をむき出しにします。これでオイル補充の準備は完了です。
綿の部分に注入口を押し当て、オイルを注入する
綿の部分にライター用オイルの注入口を押し当て、ゆっくりとオイルを注入していきます。このとき、オイルが入っている容器を押すなどして勢いよく注入するのはやめましょう。ライター用オイルは、その用途や成分からもわかる通り非常に引火性の高い物質ですので、飛び散ってしまうと思わぬ事故につながりかねません。
目安としては、綿の表面がまんべんなくオイルで濡れ、じんわりと染み出してくるくらいまでオイルを注入するようにしましょう。あまり過剰にオイルを入れすぎるとオイル漏れの原因となりますので注意しましょう。
あとはインサイドユニットをケースの中に戻せば、オイルの補充は完了です。
ライター用オイルを使いこなそう
ライター用オイルに関するあれこれをご紹介してきました。オイルライターを使用する際には欠かせないライター用オイルですが、引火性の高い燃料なだけに取り扱いには注意が必要です。オイルについての理解を深めて、危険のないよう楽しく安全にオイルライターの世界を楽しみましょう。